みんなが知らずに助けられてる!消泡剤ってなに?


・消泡剤ってなんだろう?

消泡剤とは・・文字のとおりですが、液体に泡ができない様にもしくは、できた泡を消すために入れる添加物です。最初に消泡剤が使われたのは江戸時代で植物の油から出来ているものを使っていましたが、今ではいろいろな種類の消泡剤が使われています。

・実際にはどんな物に使われてるの?

消泡剤と聞いて、文字からどの様に使われるかなんとなく分かる方も多くいると思います。しかし実際にどんな物に使われているか分かる方は少ないんじゃないでしょうか。代表的なもので行くと豆腐があります。みなさんが普段食べている豆腐ですが、なめらかでつるんとしているものが多いかと思います。これは消泡剤のおかげ!豆腐の原料である大豆の中にはサポニンという成分が入っており、水に溶かすと石鹸のように泡立つ性質を持っています。この泡を消さないと見た目が悪いだけでなく、気泡がある分だけ空気に触れる面積が増え、日持ちが悪く、腐りやすくなってしまいます。豆腐以外でも、食品や化粧品、日用品にも広く使われており、胃腸の中のガスを除去するための医薬品としても活躍しています。

・消泡剤が使われているものは身体に害はないの?

まず結論から言うと害はありません!消泡剤は食品添加物の一種で、避けるべきものという印象を持ってしまいそうですが、カテゴリーとしては加工助剤です。大きく分けるとシリコーン系消泡剤と有機系消泡剤に分けられますが、豆腐に使われているのは、シリコーン系消泡剤です。こちらは、豆腐が出来上がる工程の中で消泡剤の成分は全て消え、みなさんが食べる物には一切入っていない状態となっています。食品や化粧品などの見た目を良くしてくれて、期限も長く保ってくれている消泡剤。今後も消泡剤の活躍に期待です!

消泡剤とは液体に泡ができるのを防ぐために加える添加物のことで、身近な例では豆腐を作る過程で豆乳の泡を消すためにケイ素が加えられています。

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